遠藤友四郎(読み)エンドウ ユウシロウ

20世紀日本人名事典 「遠藤友四郎」の解説

遠藤 友四郎
エンドウ ユウシロウ

明治〜昭和期の国家主義思想家



生年
明治14(1881)年6月27日

没年
昭和37(1962)年4月28日

出生地
福島県

学歴〔年〕
同志社神学校〔明治40年〕中退

経歴
横浜で独学救世軍を知ってキリスト教入信。明治39年同志社神学校に入り、高畠素之を知り社会主義思想に傾倒。大学中退後、足尾鉱毒問題にかかわり、高畠と社会主義新聞「東北評論」を創刊。大正7年堺利彦売文社入社、高畠と国家社会主義グループを率いた。14年以後高畠と離れ、民族派として昭和10年まで個人誌「日本思想」に拠り、尊皇愛国、日本主義を唱えた。著書に「社会主義者になった漱石の猫」「財産奉還論」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「遠藤友四郎」の解説

遠藤友四郎 えんどう-ゆうしろう

1881-1962 大正-昭和時代前期の国家主義者
明治14年6月27日生まれ。同志社神学校在学中に高畠素之(たかばたけ-もとゆき)と社会主義新聞「東北評論」を刊行,堺利彦の売文社にはいる。大正8年高畠とともに国家社会主義に転じ,昭和2年錦旗会を結成して,天皇中心主義をとなえた。昭和37年4月28日死去。80歳。福島県出身。著作に「財産奉還論」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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