遣欧使節船(読み)けんおうしせつせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「遣欧使節船」の意味・わかりやすい解説

遣欧使節船
けんおうしせつせん

慶長 18 (1613) 年,伊達政宗が支倉六左衛門と L.ソテロとを使節としてスペイン,ローマに派遣するために自領内で建造した西洋型帆船。大きさは,長さ 35.5m,幅 10.9m,約 500tで,建造には在日中のスペインの S.ビスカイノらが参加して,ごく短期間で完成した。最初の航海では石巻の月浦を出帆し,約3ヵ月でメキシコのアカプルコに到着した。こののち太平洋を1往復し,最後の航海は帰国する支倉ら使節一行を乗せて,元和4 (18) 年,マニラに到着したが,そのままスペイン側に買取られたので,以後の消息は不明である。

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