選り取る(読み)エリトル

デジタル大辞泉 「選り取る」の意味・読み・例文・類語

えり‐と・る【選り取る】

[動ラ五(四)]《「えりどる」とも》「選び取る」に同じ。よりどる。
「妙に―・って揃えたもんだな」〈鏡花婦系図

より‐ど・る【選り取る】

[動ラ五(四)]《「よりとる」とも》多くのものの中から選んで取る。選び取る。えりとる。「安売りの品から―・る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「選り取る」の意味・読み・例文・類語

より‐ど・る【選取】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「よりとる」とも ) いくつかあるものの中から、よって取る。えらびとる。えりとる。
    1. [初出の実例]「小言の候の、ヘン、撰取(ヨリドッ)て十三文すてきと並やアがった」(出典滑稽本浮世床(1813‐23)初)

えり‐と・る【選取】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「えりどる」とも ) =えらびとる(選取)
    1. [初出の実例]「ただし、たれかその人をばゑりとらんずるぞ」(出典:愚管抄(1220)七)

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