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選鉱剤 せんこうざいprocessing reagent

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

選鉱剤
せんこうざい
processing reagent

選鉱,特に浮遊選鉱に使用する試薬鉱物の浮遊選鉱では,鉱石中の特定鉱物を浮遊または沈殿させて,有用鉱物を回収して精鉱とする。そのために各種の試薬を使用する。選鉱剤として知られている物質は多数あるが,次のように分類される。 (1) 捕収剤 水面に浮遊しない鉱物の表面に接着して疎水性を与え,気泡の表面に浮かばせるための試薬 (ナトリウム,ザンセート,エチルザンセートなど) 。 (2) 起泡剤 水に溶けて安定な気泡をつくるための試薬 (パイン油,クレゾール酸など) 。 (3) 条件剤 鉱物相互の分離を行うとき,分離効果を高める目的で添加する試薬で,鉱物の浮遊性を高める活性剤 (硫酸銅硫化ソーダなど) ,浮遊性を抑える抑制剤 (石灰無水,亜硫酸など) ,pHを調整する pH調節剤 (石灰,硫酸など) ,粒子の分散性を高める分散剤 (ケイ酸ソーダなど) ,鉱物の硫化を促進する活性剤の一種で硫化剤 (硫化ソーダなど) がある。実際の浮選には鉱石の性状に応じて適切な選鉱剤の組合せを見出し,これを適正に使用し高品位精鉱を経済的に生産する必要がある。

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