日本歴史地名大系 「那富山墓線刻石」の解説 那富山墓線刻石なほやまのはかせんこくいし 奈良県:奈良市佐保・佐紀地区法蓮村那富山墓線刻石犬石・鼠石・隼人石・七疋狐などと称され、現在は墓域内に四個埋められているという。自然石に、頭部は動物、体は人身を線彫にしたもので、そのうち一つは立像で杖のようなものをつき、上部に北という文字を刻する。伴信友の「比古婆衣」によると、二つは踞像であるらしい。この像については、隼人像とする説もあり、隼人が吠声を発して門を守ることに擬して、陵墓を守るものとしている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by