右左(読み)ミギヒダリ

デジタル大辞泉 「右左」の意味・読み・例文・類語

みぎ‐ひだり【右左】

右と左。右方左方。さゆう。「右左を見て横断する」「右左に居並ぶ」
右と左を取り違えること。「右左に靴を履く」
[類語](2反対ぎゃく逆様さかさまさかあべこべかえって裏腹うらはら裏返し裏表うらおもて上下うえした後ろ前正反対真逆本末転倒主客転倒

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精選版 日本国語大辞典 「右左」の意味・読み・例文・類語

みぎ‐ひだり【右左】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 右と左。右側と左側。左右
    1. [初出の実例]「右左(ミギヒダリ)に細い河があって」(出典人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)三)
  3. 右や左。あちこち。方々。
    1. [初出の実例]「心には分かぬ物の影の右左(ミギヒダリ)に駆けめぐりて」(出典:おぼろ夜(1899)〈斎藤緑雨〉)
  4. その場でやりとりすること。右から左。
  5. 右と左とを取り違えること。あべこべ。反対。
    1. [初出の実例]「紙雛を男が立て右ひだり」(出典:俳諧・続俳家奇人談(1832)下)
  6. 脈搏心臓鼓動動悸(どうき)
    1. [初出の実例]「朝には右左(ミギヒダリ)ひびきかんがへ」(出典:評判記難波の㒵は伊勢白粉(1683頃)二)

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