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邦画復活 ほうがふっかつ

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知恵蔵2015の解説

邦画復活

2006年は、興行収益で1975年以来21年ぶりに邦画が洋画を上回った。邦画の興行収入(興収)は前年比32%増の約1079億円、洋画は前年比18.4%減の約950億円。これまで邦画の年間興収上位作品は、アニメーション映画など子ども向け作品が多かったが、06年は「LIMIT OF LOVE海猿」(興収約71億円)や「THE 有頂天ホテル」(同約61億円)、「日本沈没」(同約53億円)などの一般作品が上位にランクイン。加えて、興収10億円を超す邦画が28本あったことが興収増につながった。一方、洋画は「ハリー・ポッター炎のゴブレット」と「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」の2作が興収100億円を超えたものの、10億円を超す作品は05年より17本減の22本にとどまったことが影響した。つまり、洋画に強力な興行力をもつ作品が少なかったことが邦画復活をもたらしたことになる。それだけに作品次第では再逆転の可能性は大きい。テレビ局による感動・恋愛ドラマばかりが製作されていると、邦画の活況も盤石とはいえない。

(宮本治雄 映画ライター / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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