邪人(読み)じゃじん

精選版 日本国語大辞典 「邪人」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐じん【邪人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 不正な人。邪心を抱く人。じゃにん。
    1. [初出の実例]「あるひは邪人おほくおもはく」(出典:正法眼蔵(1231‐53)三十七品菩提分法)
    2. [その他の文献]〔漢書‐礼楽志〕
  3. 近世上方歌舞伎の楽屋ことばで、たちの悪い人、根性の曲がった人をいう。〔南水漫遊拾遺(1820頃)〕
  4. 通人粋人異称
    1. [初出の実例]「おれも我(われ)が知っている通り邪神(ジャジン)じゃ、大概おのれが男は知って居る」(出典洒落本・十界和尚話(1798)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「邪人」の読み・字形・画数・意味

【邪人】じやじん

邪心の人。

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