邪曲(読み)ジャキョク

デジタル大辞泉 「邪曲」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐きょく【邪曲】

[名・形動]心がひねくれて、すなおでないこと。不正・不道徳であること。また、そのさま。よこしま。
「端正なると、―なると、公平なると、自ら私すると」〈中村訳・西国立志編

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精選版 日本国語大辞典 「邪曲」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐きょく【邪曲】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 心がねじけていること。また、そのさま。不正。邪悪。じゃこく。
    1. [初出の実例]「邪曲(ジャキョク)直〔六韜〕」(出典:文明本節用集(室町中))
    2. 「風俗頽廃奸侫(かんねい)邪曲(ジャキョク)の民多し」(出典:報徳記(1856)一)
    3. [その他の文献]〔史記‐屈原伝〕

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普及版 字通 「邪曲」の読み・字形・画数・意味

【邪曲】じやきよく

よこしまで道にたがう。〔子、非相〕故に曲に(むか)ふもはず、雜物を(み)るも惑はざるは、此れを以て之れを度(はか)ればなり。

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