邯鄲夢の枕(読み)カンタンユメノマクラ

精選版 日本国語大辞典 「邯鄲夢の枕」の意味・読み・例文・類語

かんたん【邯鄲】 夢(ゆめ)の枕(まくら)

  1. かんたん(邯鄲)の枕
    1. [初出の実例]「『少し御休み被為(なさい)〈略〉』と御極(おきま)りで邯鄲(カンタン)夢の枕」(出典:落語・無間の臼(1892)〈禽語楼小さん〉)
  2. 軽業(かるわざ)曲芸の一つ。綱や支柱などに支えられながら、肘枕をして身体を空中に横たえるわざ。
    1. [初出の実例]「屋根裏がズーッと見えて蜘蛛が邯鄲(カンタン)夢の枕の芸を演ってる工合は」(出典:落語・手向の酒(1893)〈三代目三遊亭円遊〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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