郡場ふみ子(読み)コオリバ フミコ

20世紀日本人名事典 「郡場ふみ子」の解説

郡場 ふみ子
コオリバ フミコ

明治・大正期の植物採集家



生年
安政3年(1856年)

没年
大正14(1925)年7月20日

出生地
陸奥弘前(青森県弘前市)

別名
別名=郡場 ふみ(コオリバ フミ)

経歴
津軽藩士の家に生まれ、同藩士郡場直也と結婚、明治23年から夫と共に酸ケ湯温泉経営する。三十三観音像や大岳山頂にほこらを建てるなど八甲田山開発に尽力。その傍ら八甲田山の高山植物の研究を行い、採集植物は1000種に及んだ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「郡場ふみ子」の解説

郡場ふみ子 こおりば-ふみこ

1856-1925 明治-大正時代の植物採集家。
安政3年生まれ。郡場寛の母。夫の直世とともに青森県の酸ケ湯温泉白雲館の経営にたずさわる。八甲田山の高山植物を研究し,採集植物は千余種に達した。大正14年7月20日死去。70歳。陸奥(むつ)弘前(ひろさき)(青森県)出身旧姓三上

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android