郡山染(読み)こおりやまぞめ

精選版 日本国語大辞典 「郡山染」の意味・読み・例文・類語

こおりやま‐ぞめこほりやま‥【郡山染】

  1. 〘 名詞 〙 染物の名。大和国奈良県)生駒郡郡山から産出本多忠勝の子孫本多大内記が郡山の地に住んだ時に、綿布に染め出したもので、柿色染の一種という。本多柿。差洗柿。
    1. [初出の実例]「いんきょのおやじがわせると、いへうちはしみこほり山ぞめになるはいの」(出典:浄瑠璃・心中重井筒(1707)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android