都島神社
みやこじまじんじや
[現在地名]都島区都島本通一丁目
かつての沢上江村の鎮守社で、天照皇大神・応神天皇など一五神を祀るため十五神社といったが、昭和一八年(一九四三)に改称。社伝によれば仁安三年(一一六八)後白河法皇が母恩寺に御幸の折、勅命により同寺の鎮守として寺の南方に創建したという。昭和二〇年に戦災で社殿を焼失したが、同二四年再建。境内の石造三重宝篋印塔は、笠部を三層に積重ねた珍しい形で、基礎部に「嘉元二甲辰六月廿九日」の刻銘があるが、相輪・塔身は後補とみられる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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