鄙俚(読み)ヒリ

デジタル大辞泉 「鄙俚」の意味・読み・例文・類語

ひ‐り【××俚】

[名・形動]言語風俗などがいなかじみて、いやしいこと。また、そのさま。野鄙
「よしや其言語は―なりとも」〈逍遥小説神髄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鄙俚」の意味・読み・例文・類語

ひ‐り【鄙俚・卑俚】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 言語や風俗などがいなかめくこと。ひなびていること。いやしいこと。また、そのさま。鄙野
    1. [初出の実例]「抑聞鄙里少児、古人言無酬」(出典万葉集(8C後)一七・三九七六右七言詩序文)
    2. 「よしや其言語(ことば)は鄙俚(ヒリ)なりとも」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下)
    3. [その他の文献]〔金史‐斜卯愛実伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「鄙俚」の読み・字形・画数・意味

【鄙俚】ひり

いなか。

字通「鄙」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android