旺文社世界史事典 三訂版 「酈道元」の解説
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
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…中国,北魏時代に作られた河川誌。酈道元(れきどうげん)(?‐527)の著。40巻。…
…漢代にも《史記》を著した司馬遷は,20歳で全国各地を旅行し,各地の旧跡を訪ね伝承を探りながら,地域性の違いに着目しているが,《史記》のもつ広壮な史観はこの旅によって培われたものといえよう。北魏の酈道元(れきどうげん)もさまざまな旅行の機会のなかから,各地における河川の役割の大きさに注目し,《水経注》という総合的な地理書を著した。宋の沈括(しんかつ),明の李時珍,徐霞客,顧炎武,清の魏源,康有為など歴代の代表的学者の業績も,古典文献の知識だけではなく,旅行による見聞があって初めて可能であり,経世済民という実践に結びつく意欲もその中から生まれたものであろう。…
…四六文は,いわば和声的な美文だから,抒情的な内容にふさわしく,議論文や歴史の記述には適合しないはずなのに,南北朝の文人はあらゆる事をこの文体で書いた。北魏の酈道元(れきどうげん)の《水経注(すいけいちゆう)》のような地誌でさえ,この文体で書かれ,その風景を描写した美文は高く評価されていた。南朝の四六文の大家は(6世紀の)徐陵(じよりよう)と庾信で,巧みな対句の構成法は後世の模範となる。…
※「酈道元」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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