配給制(読み)はいきゅうせい

百科事典マイペディア 「配給制」の意味・わかりやすい解説

配給制【はいきゅうせい】

日中戦争の泥沼化に伴い,砂糖など不足しがちな物資を経済的な重要度と生活面での必要度に応じて配分するためにとられた制度。軍需品を中心とする生産力拡充を強行した結果,生活必需品が極度に不足したため,1938年の綿糸配給統制規則公布により,通帳や購入券などの切符世帯の構成人数や年齢によって応分量割り当てる切符制が始まった。生活必需品は1940年6月のマッチ,砂糖が切符制になり,米穀味噌しょうゆなどが相次いで配給制に切り換えられた。配給事務は町内会で行い,防空防火衛生などの仕事に加えて,膨大な事務作業を抱え込んだ。町内会の配給事務により,町内会は住民の日常生活に介入できることになり,年齢や家族構成など住民のプライバシーは制限されてしまった。

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防府市歴史用語集 「配給制」の解説

配給制

 割り当てて配ることです。太平洋戦争[たいへいようせんそう]の時は、一定量の物資が各人に配られていました。

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