酒蒸(読み)サカムシ

精選版 日本国語大辞典 「酒蒸」の意味・読み・例文・類語

さか‐むし【酒蒸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 蒸物料理の一つ。軽く塩をした魚介類を酒にひたしておいて、酒がよくしみこんだときをみはからって蒸器でむしたもの。さけむし。
    1. [初出の実例]「酒蒸しもかぶと焼きもとおっしゃるんじゃないかしら」(出典:夢の浮橋(1970)〈倉橋由美子〉花曇り)
  3. さかむしタバコ(酒蒸煙草)」の略。
    1. [初出の実例]「さう云っても、酒(サカ)むしは気障(きざ)だよ」(出典:歌舞伎・四天王櫓礎(1810)四立)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android