酒鮨(読み)サケズシ

デジタル大辞泉 「酒鮨」の意味・読み・例文・類語

さけ‐ずし【酒×鮨】

鹿児島県郷土料理地酒と塩で調味した鮨飯と各種の具とを、琉球塗の鮨桶すしおけに交互に詰め、3時間ほど軽く重石おもしをかけたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「酒鮨」の意味・読み・例文・類語

さけ‐ずし【酒鮨】

  1. 〘 名詞 〙 酢の代わりに酒をふりかけて作る鮨。鹿児島に伝わるものが有名。

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日本の郷土料理がわかる辞典 「酒鮨」の解説

さけずし【酒鮨】


鹿児島の郷土料理で、酢を使わずに甘口の地酒と塩を用いてすし飯を作る押しずし。具はいか・えび・かまぼこふきたけのこ・しいたけ・錦糸卵など。桶にすし飯と具を交互に重ね、軽く重しをして3~4時間寝かせる。薩摩藩島津家で宴会の残り料理と酒を桶にいっしょに入れておいたところ、翌朝よい香りがしたことからはじまったと伝えられる。◇「薩摩ずし」ともいう。

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