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酸素中毒 サンソチュウドク

ダイビング用語集の解説

酸素中毒

人体にとって酸素は不可欠な気体だが、活性化した酸素は、量が多すぎると毒性を発揮する。大気中なら人体には活性化された酸素をじゅうぶん処理できる能力が備わっているが、酸素の分圧が上がる可能性のある水中では、酸素による中毒症状が現れることがある。通常、酸素の分圧が1気圧を超える空気を長時間呼吸すると酸素中毒の危険性があると考えられている。空気を使ってダイビングしたとき、酸素の分圧が1気圧を超える水深とは、およそ40m。スポーツダイバーが酸素中毒をさけるためには、水深の限界(39m)を守って潜水することだろう。酸素中毒の徴候としては、筋肉のけいれん、吐き気、幻覚や幻聴、呼吸困難、不安感や錯乱などが現れるが、深度を上げればもとに戻る。しかし、水中でこのような症状が起こり、急激に浮上するとエアエンボリズムや溺れの危険性がある。

出典|ダイビング情報ポータルサイト『ダイブネット』ダイビング用語集について | 情報

世界大百科事典内の酸素中毒の言及

【酸素吸入】より

…吸入酸素濃度は23%から40%程度のことが多い。50%以上の濃度で酸素吸入を続けると酸素中毒に陥り,肺炎,肺水腫などの肺障害,嘔吐などの神経症状を生ずる。長い間の肺気腫や睡眠薬中毒のように,呼吸中枢の血中二酸化炭素上昇に対する感受性が低下している場合は,酸素吸入は呼吸不足をきたすことがあり,低めの濃度で酸素を与えるか,人工呼吸器使用に切り替える必要のある場合が多い。…

※「酸素中毒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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