里野宮村(読み)さとのみやむら

日本歴史地名大系 「里野宮村」の解説

里野宮村
さとのみやむら

[現在地名]常陸太田市里野宮町

里川西岸の沖積地帯に位置し、水戸より棚倉たなぐら(現福島県)に至る街道沿いの村。東は白羽しらは村。「常陸国風土記」の久慈郡にみえる「薩都の里」の遺称地とされ、「和名抄」の佐野都郷の中心であったという。寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高には「里ノ宮村」と記され、元禄郷帳に「里野宮村」とある。「新編常陸国誌」によると戸数は安永九年(一七八〇)六二、文化二年(一八〇五)八七。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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