重営倉(読み)ジュウエイソウ

デジタル大辞泉 「重営倉」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐えいそう〔ヂユウエイサウ〕【重営倉】

旧日本陸軍の懲罰の一。営倉の重いもので、日数は1日以上30日以内。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「重営倉」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐えいそうヂュウエイサウ【重営倉】

  1. 〘 名詞 〙 旧陸軍の懲罰の一つ。営倉に拘禁する罰の重いもので、一日以上三〇日以内の間、演習および勤務を停止して営倉に入れること。三日のうち二日ずつ飯と水・湯と塩だけを与え、寝具を貸与しない。営内居住の者は俸給の十分の八、営外居住の者は十分の五を減じた。⇔軽営倉
    1. [初出の実例]「今鳴る時計は八時半、それに遅れりゃ重営倉(ヂウヱイサウ)」(出典演歌ラッパ節(1904‐06頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む