重播き(読み)シキマキ

デジタル大辞泉 「重播き」の意味・読み・例文・類語

しき‐まき【×播き/×播き】

上代天つ罪の一。他人穀物の種をまいた上に、さらに種をまいて穀物の生育を害すること。
「時に素戔嗚尊すさのをのみこと、春は則ち―し」〈神代紀・上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「重播き」の意味・読み・例文・類語

しき‐まき【重播・頻蒔】

  1. 〘 名詞 〙 天つ罪の一つ。他人が種子を蒔いたあとへ、さらに種子を蒔くこと。この行為意味に関しては、穀物の生長を害する行為、他の領有権を侵害する行為など、諸説ある。
    1. [初出の実例]「素戔嗚尊、妬(ねた)むて姉(なねのみこと)の田(みた)を害(やふ)る。春は則ち、渠槽(ひ)(はなち)、及び、溝埋(みそうめ)、畔毀(あはなち)、又、重播種子(シキマキ)す」(出典日本書紀(720)神代上(兼方本訓))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む