デジタル大辞泉 「重播き」の意味・読み・例文・類語 しき‐まき【▽重×播き/▽頻×播き】 上代の天つ罪の一。他人が穀物の種をまいた上に、さらに種をまいて穀物の生育を害すること。「時に素戔嗚尊すさのをのみこと、春は則ち―し」〈神代紀・上〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「重播き」の意味・読み・例文・類語 しき‐まき【重播・頻蒔】 〘 名詞 〙 天つ罪の一つ。他人が種子を蒔いたあとへ、さらに種子を蒔くこと。この行為の意味に関しては、穀物の生長を害する行為、他の領有権を侵害する行為など、諸説ある。[初出の実例]「素戔嗚尊、妬(ねた)むて姉(なねのみこと)の田(みた)を害(やふ)る。春は則ち、渠槽(ひ)廃(はなち)、及び、溝埋(みそうめ)、畔毀(あはなち)、又、重播種子(シキマキ)す」(出典:日本書紀(720)神代上(兼方本訓)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例