記紀神話には「天つ罪」「国つ罪」の別がなく、挙例の「延喜式」で、その別が示される。両者の区別については、素盞嗚(すさのお)神話に関係づける説(真淵・宣長)や罪の軽重に由来すると見る説(金子武雄)などがあるが、農耕と祭祀とにかかわるものであろう。この祝詞の「罪」は加害よりも被害に重きが置かれて災いや穢(けが)れと認識され、それを祓(はら)い除くという発想に基づいている。
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
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