記紀神話には「天つ罪」「国つ罪」の別がなく、挙例の「延喜式」で、その別が示される。両者の区別については、素盞嗚(すさのお)神話に関係づける説(真淵・宣長)や罪の軽重に由来すると見る説(金子武雄)などがあるが、農耕と祭祀とにかかわるものであろう。この祝詞の「罪」は加害よりも被害に重きが置かれて災いや穢(けが)れと認識され、それを祓(はら)い除くという発想に基づいている。
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...