新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「野坂龍」の解説
野坂 龍
ノサカ リョウ
- 肩書
- 日本共産党名誉中央委員
- 旧名・旧姓
- 旧姓=葛野
- 生年月日
- 明治29年9月28日
- 出生地
- 兵庫県神戸市
- 学歴
- 東京女子高等師範学校〔大正7年〕卒
- 経歴
- 兵庫県の女子師範学校教員となったが、大正8年野坂参三と結婚。9年夫を追って渡英するが10年国外退去を求められ、その後仏、独などに滞在し11年帰国。総同盟婦人部で活躍し、12年共産党に入党、関東婦人同盟の創立に参加して執行委員となる。昭和3年の3.15事件で検挙されるが、翌4年病気保釈となる。6年、夫と共に非合法でソ連に入り、モスクワ放送などで活躍。22年帰国し、ただちに共産党の活動に参加。衆議院議員選挙では落選したが、党中央委員・婦人部長に就任。25年公職追放されるが、28年日本婦人団体連合会の結成を指導、30年婦人部長となり、のち名誉中央委員に選ばれた。
- 没年月日
- 昭和46年8月10日
- 家族
- 夫=野坂 参三(衆院議員)
出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報