野村一郎(読み)のむら いちろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野村一郎」の解説

野村一郎 のむら-いちろう

1832-1879 幕末-明治時代の公共事業家,茶業家。
天保(てんぽう)3年11月3日生まれ。駿河(するが)西比奈村(静岡県富士市)の名主。村内をながれる富士川水系沼川の治水つくし,また慶応2年吉原湊口に防潮堤を完成させた。明治初年,富士と愛鷹(あしたか)両山の間の原野に茶園をひらいて製茶工場を建設,製茶法の改良にもつとめた。明治12年8月18日死去。48歳。通称は吉兵衛。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android