野村八良(読み)ノムラ ハチロウ

20世紀日本人名事典 「野村八良」の解説

野村 八良
ノムラ ハチロウ

大正・昭和期の国文学者



生年
明治14(1881)年3月14日

没年
昭和41(1966)年1月30日

出生地
鳥取県

別名
筆名=袋川

学歴〔年〕
愛媛県立尋常中学校卒

学位〔年〕
文学博士(東京大学)〔昭和10年〕

経歴
明治38年中等教員試験に合格、鹿児島、東京の中学に勤め、大正10年高等教員合格、官立東京高等学校教授となった。その後駒沢大、東洋大、跡見短大各教授を務め、昭和39年駒沢大学を退職。学位論文「近古時代説話文学論」など、中世文学文学史の分野で業績を残した。ほかに「鎌倉時代文学新論」「室町時代小説論」「上代・中古・近古文学史論」「日本散文学史」、校註に日本古典全書「宇治拾遺物語」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野村八良」の解説

野村八良 のむら-はちろう

1881-1966 大正-昭和時代の国文学者。
明治14年3月14日生まれ。旧制東京高,駒沢大,東洋大などの教授を歴任。「近古時代説話文学論」など,中世文学の書誌学的研究に業績をのこした。昭和41年1月30日死去。84歳。鳥取県出身。愛媛中学卒。筆名は袋川(たいせん)。著作に「室町時代小説論」「日本散文学史」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「野村八良」の解説

野村 八良 (のむら はちろう)

生年月日:1881年3月14日
大正時代;昭和時代の日本文学者
1966年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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