釐等具(読み)レイテング

デジタル大辞泉 「釐等具」の意味・読み・例文・類語

れいてん‐ぐ【×等具】

《「てん(等)」は唐音金銀などの重さをりん)などのわずかな量まで精密に量るさおばかり。明治初年まで用いられ、さおは象牙黒檀紫檀などで作った。りんばかり。りんだめ。れいてん。れてぐ。

れて‐ぐ【×等具】

れいてんぐ(釐等具)

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精選版 日本国語大辞典 「釐等具」の意味・読み・例文・類語

れいてん‐ぐ【釐等具・厘等具】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「れい」「てん」はそれぞれ「釐」「等」の唐宋音 ) 釐(りん)・毫(ごう)のような少量までを量るのに用いる秤(はかり)。明治初年頃まで、金銀などの貴重品の重さを量るのに用いた。れいてん。れてぐ。れいてぐ。れていぐ。れてん。〔日葡辞書(1603‐04)〕

れて‐ぐ【釐等具】

  1. 〘 名詞 〙れいてんぐ(釐等具)
    1. [初出の実例]「田舎人一両輩をいざなひて れてくを腰にさいふさげつつ」(出典:俳諧・信徳十百韻(1675))

れいて‐ぐ【釐等具】

  1. 〘 名詞 〙れいてんぐ(釐等具)〔邇言便蒙抄(1682)〕

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