金の切れ目が縁の切れ目(読み)カネノキレメガエンノキレメ

デジタル大辞泉 「金の切れ目が縁の切れ目」の意味・読み・例文・類語

かねえん

金銭で成り立っている関係は、金がなくなれば終わるということ。

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精選版 日本国語大辞典 「金の切れ目が縁の切れ目」の意味・読み・例文・類語

かね【金】 の 切(き)れ目(め)が縁(えん)の切(き)れ目(め)

  1. 金銭上の利益がそれ以上見込めなくなった時が人間としての付き合いも終わる時だ。金銭がなくなったとたん愛想が悪くなる。
    1. [初出の実例]「金の切れ目が、縁の切れ目、って本当の事だよ」(出典:人間失格(1948)〈太宰治〉第三の手記)

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ことわざを知る辞典 「金の切れ目が縁の切れ目」の解説

金の切れ目が縁の切れ目

男と女の関係は、金が無くなった時点で終わりになる。また、男女に限らず、世間実利によって結ばれていて、金銭関係がなくなると、つきあいも自然にとぎれる。

[使用例] 金の切れめが縁の切れめ、ってのはね、あれはね、解釈が逆なんだ。金が無くなると女にふられるって意味、じゃあないんだ[太宰治人間失格|1948]

[解説] 男女関係にいうことが多いが、一般的なつきあいについても用います。

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