金仙寺(読み)きんせんじ

日本歴史地名大系 「金仙寺」の解説

金仙寺
きんせんじ

[現在地名]北浦村繁昌

曹洞宗、東昌山と号し、本尊釈迦如来。寺伝によれば慶長九年(一六〇四)創建開基は繁昌氏を称した下河辺掃部。次木円通なみきえんつう寺の淳如を招き、原村半蔵はらむらはんぞう(現繁昌)に十一面観音を本尊に禅寺建立、繁昌山金泉寺と称したという。慶長一九年(一六一四)に上棟した本堂は寛永一三年(一六三六)に焼失し、住職天長が復興に努めたが、本寺円通寺との訴訟争いで本末関係を絶ち、寛文一二年(一六七二)現在地に移った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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