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金剛山(クムガンサン)観光事業 こんごうさんかんこうじぎょう/くむがんさんかんこうじぎょう

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知恵蔵2015の解説

金剛山(クムガンサン)観光事業

韓国が開城(ケソン)工業団地とともに、対北朝鮮経済協力の柱にしている。南北和解を進めたい韓国の金大中(キム・デジュン)政権と、外貨収入が欲しい北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)体制の思惑が一致して1998年11月に始まった。事業主体の現代峨山(ヒョンデアサン)は2006年5月11日「05年決算が初めて黒字化した」と述べた。朝鮮戦争後、北朝鮮領になっている峨山(アサン)の生まれで、現代財閥の創業者である故鄭周永(チョン・ジュヨン)氏が金日成(キム・イルソン)時代から北側に働きかけ、金正日体制になった98年10月、契約にこぎつけた。金大中政権の全面的支援を受け、鄭氏が01年3月死去したあとは五男の鄭夢憲(チョン・モンホン)現代峨山会長が引き継いだ。夢憲氏は、金大中政権下で行われた「北朝鮮巨額不正送金事件」公判中の03年8月に自殺したが、事業は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の支持もあって伸び、観光客数は、海路のみの99年は14万7000人、04年に陸路での金剛山入りが本格化すると、その安価さも受け、05年には30万1000人と倍増した。累計は07年10月末で167万人。この観光には参加者1人ずつ30〜80米ドルの「対価」が北朝鮮に支払われる。このため国内外で「観光名目の北朝鮮への補助金」という陰口も出ている。

(2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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