デジタル大辞泉 「金剛心」の意味・読み・例文・類語 こんごう‐しん〔コンガウ‐〕【金剛心】 金剛のように堅固不動な菩薩ぼさつの心。真宗では、他力回向たりきえこうの真実信心をいう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「金剛心」の意味・読み・例文・類語 こんごう‐しんコンガウ‥【金剛心】 〘 名詞 〙 仏語。① 心の堅固で動揺しないことを金剛にたとえたもの。不動の信心。[初出の実例]「信心すなはち一心なり 一心すなはち金剛心 金剛心は菩提心 この心すなはち他力なり」(出典:三帖和讚(1248‐60頃)高僧)[その他の文献]〔大智度論‐四五〕② 修行が完成しようとする最後のときに起こす三昧をさす。菩薩の最後身で、等覚の位をいう。〔勝鬘経義疏(611)〕〔天台四教儀〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例