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金剤 きんざい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

金剤
きんざい

慢性関節リウマチ気管支喘息 (ぜんそく) の治療薬として使用されている薬物。分子構造の一部に金を含んでいる。これまで,注射剤しかなかったことに加え,一定頻度で副作用があったことから,治療の中でも第一選択になる薬物ではなかった。たとえば慢性関節リウマチに対しては,金チオリンゴ酸ナトリウムが使用されているが,(1) 活動性の慢性関節リウマチに限ること,(2) 一定期間の非ステロイド性抗炎症剤の治療が無効な場合に限ること,(3) 副作用として発疹や舌炎,腎臓の障害などがあり,あらかじめ患者によく説明する必要がある,とされている。最近,経口可能なオーラノフィンという金剤が登場した。金チオリンゴ酸ナトリウムよりも作用はマイルドだが,その分副作用も少なく,比較的早期の慢性関節リウマチから投与可能な薬剤とされ注目されている。また,金チオリンゴ酸ナトリウムは,気管支喘息にも使われている。

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