金劔神社(読み)きんつるぎじんじや

日本歴史地名大系 「金劔神社」の解説

金劔神社
きんつるぎじんじや

[現在地名]福井市江上町

江上えがみ西方丹生にう山地北東麓に鎮座する。祭神級長津彦命。旧村社。「足羽社記略」は「延喜式」神名帳の坂井さかい郡「意加美オカミ神社」に比定するが、明らかでない。「越前国名勝志」には「金劔大明神、本地倶利伽羅不動、此辺村々ノ氏神ナリ」とある。江戸時代には天菅生あますごう劔大谷つるぎおおたに・江上・せん御所垣内ごしよがいち島山梨子しまやまなし六ヵ村の郷社というが、享和三年(一八〇三)伊能忠敬越前を測量した時の日記には二一村の惣社とあるという(川西町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android