金取遺跡(読み)かねどりいせき

日本歴史地名大系 「金取遺跡」の解説

金取遺跡
かねどりいせき

[現在地名]宮守村達曾部

達曾部たつそべ川南岸の低い丘陵の先端部に近い緩斜面上に立地する。昭和五九年(一九八四)切通しの崖の法面に石器が露出しているのが発見されたことから、翌六〇年発掘調査された。縄文時代の落し穴や土器類も発見されたが、主体をなしたのは旧石器時代前期の遺物類であった。第三層の黒沢尻火山灰層からは四万年よりも古い可能性をもつ掻器剥片・木炭片が発見され、第四層の淡黄褐色粘土層からは八万年以前の可能性をもつ円形石斧・掻器・木炭片などが出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

最新 地学事典 「金取遺跡」の解説

かねどりいせき
金取遺跡

Kanedori site

岩手県遠野市宮守町にある旧石器時代遺跡。1984年に発見され,1985年と2003年・2004年に発掘調査が行われ,4枚の文化層が確認された。後期更新世の村崎野軽石(Yk-M)より上位の第Ⅲ文化層から,石斧・円盤形石核・チョッパーなどが出土。下位の第Ⅳ文化層からは,石斧や接合資料などが出土している。第Ⅲ・第Ⅳ文化層については,後期旧石器時代以前のものとの見方がある。

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