金子ガ塔(読み)かなこがとう

日本歴史地名大系 「金子ガ塔」の解説

金子ガ塔
かなこがとう

[現在地名]熊本市池上

「国誌」に「百塚ニ建タル碑石ヲ云(中略)金子カ事跡ヲ記スル故ニ里俗是レヲ金子カ塔ト称ス」とある。「肥後見聞雑記」に「飽田郡池上村之山之中ニ土俗之云金子ノ塔有」とあり、池上いけのうえたいら西方にある。全高一四〇センチ・塔身幅三二センチ。阿蘇溶岩の笠石・塔身・台座からなり、建武四年(一三三七)の銘をもち、金子の事蹟、池辺ちへん寺の草創、貞元元年(九七六)池辺寺焼失などを刻む。碑文は近世以来解読を試みられ、「事蹟通考」は「銘文鐫刻多ク剥銷テ全ク弁スヘカラス」とし、「肥後見聞雑記」には「四面ニ文字有レトモ消滅せる者多クして不分明」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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