金子幸彦(読み)カネコ ユキヒコ

20世紀日本人名事典 「金子幸彦」の解説

金子 幸彦
カネコ ユキヒコ

昭和・平成期のロシア文学者 一橋大学名誉教授。



生年
明治45(1912)年1月5日

没年
平成6(1994)年7月25日

出生地
東京

旧姓(旧名)

別名
筆名=日野 守人

学歴〔年〕
東京外国語学校〔昭和9年〕卒

主な受賞名〔年〕
日本翻訳出版文化賞(第35回)〔平成11年〕「過去思索

経歴
逓信省勤務を経て、昭和23年東京商科大学講師となり、25年一橋大学講師、28年助教授、31年教授を歴任。50年名誉教授。著書に「プーシキン詩集」「ロシヤ文学案内」、共訳に「過去と思索」(全3巻)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金子幸彦」の解説

金子幸彦 かねこ-ゆきひこ

1912-1994 昭和後期-平成時代のロシア文学者。
明治45年1月5日生まれ。昭和32年一橋大教授。ドブロリューボフ「オブローモフ主義とは何か」,ゲルツェン「過去と思索」などのロシア社会思想を体系的に翻訳,紹介。プーシキン研究でも知られた。平成6年7月25日死去。82歳。東京出身。東京外国語学校(現東京外大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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