金毘羅山(読み)こんぴらやま

日本歴史地名大系 「金毘羅山」の解説

金毘羅山
こんぴらやま

大原の西、江文(えぶみ)神社の背後にそびえ、北の小塩(おしお)山(翠黛山)とともに比叡山と対する。古くは江文山という。標高五七二・八メートル。

記紀神話に登場する天之御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神の造化三神を祀る山と伝える(山城名勝志)。古代祭祀遺跡の磐境(いわさか)であったと思われ、山そのものが神体と考えられる。江文神社は後世その里社として創建されたものであろう。

平安京が造営され、叡山に天台宗が開かれて以後は都の東北の鬼門となり、守護仏である毘沙門天を本尊とする江文寺が建立され、また「法華験記」に叡山の僧釈蓮房が「江文の巓に登りて、一夏籠行せり。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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