金砂(読み)きんしゃ

精選版 日本国語大辞典 「金砂」の意味・読み・例文・類語

きん‐しゃ【金砂】

〘名〙
① 金の粉。金粉(きんこ)
※雑俳・柳多留‐八(1773)「売る程もなしと金しゃをじゃまにする」
金箔を細かい粉にしたもの。絵画、ふすま地、蒔絵(まきえ)などに用いる。金砂子(きんすなご)
曾我物語(南北朝頃)八「きんしゃにて裏打ちたる浮紋の竹笠、嵐に吹きなびかせ」
金色をした砂。また、砂金(さきん)。〔日葡辞書(1603‐04)〕

きん‐さ【金砂】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「金砂」の意味・読み・例文・類語

きん‐しゃ【金砂】

金の粉末金粉きんぷん
金砂子きんすなごのこと。
金色の砂。また、砂金

きん‐さ【金砂】

きんしゃ(金砂)

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