金線(読み)きんせん

精選版 日本国語大辞典 「金線」の意味・読み・例文・類語

きん‐せん【金線】

〘名〙
① 金の線。金色すじ。金色の糸。
断腸亭日乗永井荷風〉昭和二〇年(1945)五月二五日「日夜弾奏せしピアノの如き唯金線の一団となり糸のやうにもつれしを」 〔秦韜玉‐貧女詩〕
② 柳の枝の美しさをたたえた表現。〔施肩吾‐禁中新柳詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「金線」の意味・読み・例文・類語

きん‐せん【金線】

金の線。金色の線。金すじ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「金線」の読み・字形・画数・意味

【金線】きんせん

金糸。唐・秦韜玉〔貧女〕詩 (はなは)だ恨む年年、金線を壓し 他人の爲に、嫁する衣裳を作るを

字通「金」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android