金良村(読み)かららむら

日本歴史地名大系 「金良村」の解説

金良村
かららむら

[現在地名]豊見城金良かねら

豊見城とうみぐすく間切の東部に位置し、西は饒波ぬふあ村、東は南風原ふえーばる間切津嘉山ちかざん(現南風原町)東風平くちんだ間切外間ふかま(現東風平町)。北隣の長堂ながどー村と併称してカララ・ナガドーという。絵図郷村帳や「琉球国由来記」には豊見城間切金良村とみえるが、琉球国高究帳には記載がない。間切集成図によると、首里から真玉まだん橋を渡って分れた道筋が長堂村や当村の北を長堂ながどー川に沿って東へ進む。集落同村と連なって描かれている。当村を領する地頭職には康熙五二年(一七一三)宣氏盛島親方薫通、乾隆二九年(一七六四)向氏盛島親方朝孝、同四八年向氏盛島親雲上朝朗、道光六年(一八二六)向氏盛島親雲上朝昆(「中山世譜」附巻)がいる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android