金襖(読み)きんぶすま

精選版 日本国語大辞典 「金襖」の意味・読み・例文・類語

きん‐ぶすま【金襖】

〘名〙
唐紙(からかみ)地紙全面金箔(きんぱく)をおいた襖。
歌舞伎幼稚子敵討(1753)六「造り物、三間の間(あひだ)、金襖二重」
② (比喩的に用いて) 一面金色、または黄色のものにいう。
洒落本・十界和尚話(1798)二「此客は大松(だいまつ)のうへ口の掃除が悪く金襖(キンブスマ)にて、ちと請憎けれど」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「金襖」の意味・読み・例文・類語

きん‐ぶすま【金×襖】

地紙全体に金箔きんぱくをおいた襖。
金襖物」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android