金襖(読み)キンブスマ

デジタル大辞泉 「金襖」の意味・読み・例文・類語

きん‐ぶすま【金×襖】

地紙全体に金箔きんぱくをおいた襖。
金襖物」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「金襖」の意味・読み・例文・類語

きん‐ぶすま【金襖】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 唐紙(からかみ)の地紙の全面金箔(きんぱく)をおいた襖。
    1. [初出の実例]「造り物、三間の間(あひだ)、金襖二重」(出典歌舞伎幼稚子敵討(1753)六)
  3. ( 比喩的に用いて ) 一面金色、または黄色のものにいう。
    1. [初出の実例]「此客は大松(だいまつ)のうへ口の掃除が悪く金襖(キンブスマ)にて、ちと請憎けれど」(出典:洒落本・十界和尚話(1798)二)
  4. きんぶすまもの(金襖物)

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