金谷河原町(読み)かなやかわらまち

日本歴史地名大系 「金谷河原町」の解説

金谷河原町
かなやかわらまち

[現在地名]金谷町金谷河原

東海道金谷宿の北に位置し、大井川右岸に立地する。村内を支流大代おおじろ川が南東流し、村の南東端で大井川に合流する。東は同川を挟んで駿河国志太しだ郡に属する東海道島田宿。慶長年間(一五九六―一六一五)大井川流域の開発が進められ、金谷宿の枝村として金谷新田とよばれた。正保年間(一六四四―四八)金谷宿河原町として金谷宿から分村したというが(遠淡海地志)正保郷帳には記載がない。元禄郷帳に河原町とみえ、高六三四石余、幕府領(国立史料館本元禄郷帳)。享保郷村高帳には金谷河原町と記され、幕府領掛川藩預地。享和二年(一八〇二)の金谷宿明細帳(金谷町史)では当村は田方四六〇石余・畑方一七五石余。旧高旧領取調帳では幕府領六七三石余、ほかに西照さいしよう寺領五石四斗・専求せんぐ院除地七斗余などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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