釜津田村(読み)かまつたむら

日本歴史地名大系 「釜津田村」の解説

釜津田村
かまつたむら

[現在地名]岩泉町釜津田

大川おおかわ村の西に位置する。北上高地にあって西に阿部館あべだて(一二一八・四メートル)たか(一二一九・六メートル)青松葉あおまつば(一三六五・六メートル)などが峰を連ね、これらを水源とする大川がほぼ中央を南西から北東に流れる。鎌津田とも記した。農耕地はわずかに大川流域に開ける。たて集落背後には、古館跡が残るが館主・築城年代は不明。永正五年(一五〇八)の糠部郡九箇部他馬焼印図(古今要覧稿)に「かまつた」とみえる。正保国絵図では高三六石余。元禄十郡郷帳による〆高は畑方七二石余のみ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android