釜窪村(読み)かまくぼむら

日本歴史地名大系 「釜窪村」の解説

釜窪村
かまくぼむら

[現在地名]御調町釜窪

いち村の東に位置し、御調川の支流江国えぐに川の西側に開析された谷とその周辺の山地よりなる小村。「芸藩通志」に、水利は乏しく、農間に山仕事に従事するとある。

元和五年(一六一九)の備後国知行帳ではうしかわ村に含まれる。旧版「広島県史」所収の正徳(一七一一―一六)頃の記録に村名がみえ、高三二・七二六石。「芸藩通志」によると、畝数四町八反余、戸数七・人口二九、牛三・馬一。


釜窪村
かまのくぼむら

[現在地名]五條市釜窪町

しもノ村西方に位置。慶長郷帳には「釜ノ窪」、元和郷帳には「たのくほ村」とみえ、村高三二九・一五二石。近世初め五条二見藩(松倉重政)領。元和二年(一六一六)松倉氏国替で幕府領(代官宗岡弥右衛門)、同五年郡山藩(松平忠明)領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android