漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「釣藤」の解説 ちょうとう【釣藤】 漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。アカネ科カギカズラ、またはトウカギカズラのとげを乾燥したもの。鎮静、鎮痛、鎮痙(ちんけい)などの作用がある。呼吸を麻痺(まひ)させる作用があるので使用に注意が必要。慢性の頭痛に効く釣藤散(さん)、神経症、不眠症に効く抑肝散(よくかんさん)、高血圧に効く七物降下湯(しちもつこうかとう)などに含まれる。 出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報