すべて 

鈩遺跡(読み)たたらいせき

日本歴史地名大系 「鈩遺跡」の解説

鈩遺跡
たたらいせき

[現在地名]藤岡市下日野 鈩沢

かな山の西山腹にあり、平安期から鎌倉期にかけて砂鉄から銑鉄を製錬した遺跡である。周辺は古くから「かなくそ」が散布しており、金山(製鉄原料採取地)地名もあり注目されていた。昭和三九年(一九六四)の調査によって全国的にも稀有の大鍛冶用「たたら」が発見された。ここでは砂鉄から銑鉄にする「おろし法」によって不純物を抜き製錬されていたことが確認された。炉は簡易な竪炉で壁は石積みになっており、炉床には格子目状の溝が耐火粘土で作られていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

すべて 

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む