珪砂(読み)ケイシャ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

珪砂
けいさ
silica sand

珪酸塩類を主成分とする砂質の堆積(たいせき)物や風化生成物のうち、とくに石英粒を多量に含むもので、白色粗粒の砂である。天然には花崗(かこう)岩や珪岩の風化過程で、化学的分解を受けにくい石英粒子が、流水に運ばれ河床や海底に集まって沈積すると生ずる。土壌において砂の含有率がきわめて高い砂土の場合に珪砂土とよばれることがあるが、肥沃(ひよく)性と保水性に乏しい土壌となる。人工的に珪岩を砕いてつくった珪砂もあり、これはシリカの含有率が99%以上で、ガラスの原材料となり、また宝石などの研磨用に使われる。

[浅海重夫]

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精選版 日本国語大辞典の解説

けい‐しゃ【珪砂】

〘名〙 石英粒を主とする砂。花崗(かこう)岩などの風化によって生ずる。長石、ジルコン、磁鉄鉱などをわずかに含む。蛙目土(がいろめづち)などとともに産出する。ガラス原料としたり、宝石の研磨用に用いられたりする。

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