鈴口(読み)スズグチ

デジタル大辞泉 「鈴口」の意味・読み・例文・類語

すず‐ぐち【鈴口】

大名屋敷などで、中奥と奥の境の出入り口。大きな鈴を掛け、それを鳴らして用事を通じた。お鈴口。
亀頭きとう異称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鈴口」の意味・読み・例文・類語

すず‐ぐち【鈴口】

〘名〙
大名将軍家屋敷などで、中奥と奥との境界に大きな鈴を懸けておき、それを引き鳴らして、用事を通ずる出入口。お鈴口。
男性器亀頭
狂歌・貞徳狂歌百首(1636)冬「くらがりにふれる神楽の鈴(スズ)口をよろこぶみこも宜禰がならはし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の鈴口の言及

【鈴】より

…中空の身の中に,丸(がん)を封じた楽器,鳴物。身は球形で一端に細い口(鈴口(すずくち))をあけるのが一般であるが,扁平なものや砲弾形,多角形のものもあり,また何ヵ所もの口をあける場合がある。比較的小型で,金属のほか土や木でもつくられ,吊り下げるための鈕(ちゆう)をもつ。…

※「鈴口」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android