鈴木カップリング反応(読み)スズキカップリングハンノウ

デジタル大辞泉 「鈴木カップリング反応」の意味・読み・例文・類語

すずき‐カップリングはんのう〔‐ハンオウ〕【鈴木カップリング反応】

有機化合物の合成にパラジウムを触媒として用いるクロスカップリング反応の一つ。根岸カップリング反応で使われた亜鉛に代わり、化学反応のある段階において、ホウ素を含む有機金属化合物が一時的に接着剤に似た役割を担い、さまざまな有機化合物の炭素どうしを選択的に結びつける。昭和54年(1979)に鈴木章、宮浦憲夫らにより発見。有機ホウ素化合物は一般的な有機金属化合物に比べ、水や空気に対して安定していて扱いが容易であり、かつ副生成物の毒性が低いため、天然物の全合成、医薬品や農薬、電子材料などの製造に広く応用されている。平成22年(2010)、鈴木は同業績により、根岸英一、ヘックとともにノーベル化学賞を受賞した。鈴木宮浦カップリング反応。鈴木宮浦反応。鈴木クロスカップリング反応。鈴木反応。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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