コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

鈴木章 すずきあきら

5件 の用語解説(鈴木章の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鈴木章
すずきあきら

[生]1930.9.12. 北海道,鵡川
日本の有機合成化学者。1960年北海道大学理学研究科博士課程を修了,同工学部助教授となる。1963年アメリカ合衆国パーデュー大学博士研究員としてハーバート・C.ブラウン教授に有機ホウ素化学を学ぶ。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

すずき‐あきら【鈴木章】

[1930~ ]化学者。北海道の生まれ。有機化合物の合成で、根岸英一が開発した根岸カップリング反応に改良を加え、ホウ素を用いる鈴木カップリング反応を開発した。平成22年(2010)、ヘック根岸英一とともにノーベル化学賞を受賞。同年、文化勲章受章。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

鈴木章【すずきあきら】

化学者。ノーベル化学賞受賞(2010年)。北海道鵡川町(現むかわ町)出身。苫小牧高等学校から北海道大学理学部に進学,同大学院博士課程を修了後,北大助手。60年,学位取得(理学博士)。
→関連項目クロスカップリングノーベル賞

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

鈴木章 すずき-あきら

1930- 昭和後期-平成時代の有機化学者。
昭和5年9月12日生まれ。母校北大の助手,助教授をへて,昭和48年教授。のち倉敷芸術科学大教授。54年の有機ホウ素化合物のクロスカップリング反応の発見など,汎用性の高い合成法を開発した。平成16年「パラジウム触媒を活用する新有機合成反応の研究」で辻二郎とともに学士院賞。22年「有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング」の業績で根岸英一,リチャードヘックとともにノーベル化学賞を受賞。同年文化功労者,文化勲章。23年学士院会員。北海道出身。北大卒。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鈴木章
すずきあきら
(1930― )

化学者。昭和5年北海道に生まれる。1954年に北海道大学理学部卒業、1960年に北大で博士号を取得。1963年から1965年まで、アメリカ合衆国のパデュー大学の研究員として留学。1973年に北大工学部教授、1988年にイギリスウェールズ大学招聘(しょうへい)教授。1994年(平成6)北大を退官、同大名誉教授となる。2種の有機化合物を結びつけて新しい化合物をつくりだすカップリングの研究開発に取り組む。2010年(平成22)に「有機合成におけるパラジウム触媒を用いたクロスカップリング」の業績により、リチャード・ヘック、根岸英一とともにノーベル化学賞を受賞した。
 カップリングの研究では、化学反応を仲介する触媒と、2種の化合物の材料を効率よく結びつけることがポイントになる。ノーベル賞を共同受賞したヘックは、1972年にパラジウムを触媒として使い、カップリングを効率よく進めて意図したとおりの化合物をつくりだす方法を確立した。これをきっかけに、反応の効率を高める触媒と、2種の材料が結びつくときのつなぎ替えの目印にどのような物質を使うかで新たな研究競争が始まった。共同受賞者の根岸は、触媒にパラジウムを使い、つなぎ替えの目印にリチウムやマグネシウムを試みたが反応が強すぎてパラジウムの働きを弱めてしまうことが判明。その後、亜鉛化合物を使う方法で実験を重ねた結果、より効率よく安定した反応が得られ幅広い応用の道を切り開いた。これは「根岸カップリング」とよばれる。鈴木は、より安全で扱いやすい合成法の開発に取り組み、有機ホウ素化合物を使い、汎用性の高い「鈴木カップリング」を開発した。この方法はカップリングの傑作とされている。こうしたカップリング法の開発と発展は、薬剤の開発と創薬、農薬の製法などに多くの新商品をもたらしただけでなく、液晶材料の製法、有機ELディスプレーの製造などにも使われ、工業界に多大な貢献を果たした。2010年に文化功労者に選ばれ、文化勲章を受章した。[馬場錬成]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

鈴木章の関連キーワード向山光昭野依良治小川智也岸義人古賀憲司玉尾皓平辻二郎(2)山本尚北原武村井真二

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

鈴木章の関連情報